アメリカと中国

北朝鮮がミサイルをたくさん撃ったりして、日本も集団的自衛権というものを
考え始めているようですが、集団的というのは、どこの集団なのかを考えないといけない
ような気がします。

 集団的自衛権というのを考えると、おそらくアメリカが攻撃されたときに、
日本が自衛権を発動する、というように解釈する人が多いのではないでしょうか。

あまり、中国が攻撃されたから自衛権を発動しようという人にお目にかかれません。


北朝鮮がミサイルを撃つと、「ああ、また馬鹿が何かやっているぞ」
とヤンキーが花火を撃つぐらいに思っている人がいますが、北朝鮮はヤンキーじゃないことに
留意しないといけません。


国の支配層の人というのは、想像できないぐらいの優秀な人たちの集団なので、
国際的な批判を浴びることを承知して、わざわざミサイルを撃っている、と考えるべきです。

その裏側は知る由もないのです。

考えられる意味は三つです。

①中国とアメリカのとの関係において、中国側にたつことをアピールしている。

②北朝鮮の内部にアメリカよりの人がいて、日本をアメリカ側につくように仕向けている

③北朝鮮はすごいぞ、とアピールしている。

多分、この可能性はすべてあたっていると思います。


①の戦略をとると、中国に味方することになり、
②の戦略をとると、米国に味方していることになり、

どっちをとっても大丈夫という感じです。


日本における集団的自衛権は、中国けん制政策であることは疑いようがないですが、

大国の戦争に巻き込まれないといいな、と思います。