さきほどの記事で書いたとおりだが、年5%運用する方法はある。
SQ1週間前に、現在の価格から1000円以上行使価格が高いCALLを売るのである。
では、なぜ、PUTではなく、CALLを売るのか。
これは意外に簡単で、1週間で1000円下落する事態は想定できるが、
1週間で1000円上昇する可能性はほとんどないからである。
たとえば、リーマンショックのときなどは、一日で日経が1000円以上下落した。
また、911事件の際も一日で800円程度下落した。
天災地変、大規模テロなどのリスクを考えると、プットオプションの売りは危険なのである。
ただ、戦後一日で1000円以上上昇した日数は16日であり、
逆に一日で1000円以上下落した日数も16日である。
これまでの歴史に鑑みると、発生率は同じようにみえる。
しかし、やはり現在のデフレ環境を考えると、PUTの売りはない。
CALLの売りである。
デフレというと物の値段のみを考えがちだが、証券の価格を例外として
考えるべき理由はない。
デフレの影響は株価にも及ぶと考えるべきだろう。
実際に、SQ1週間前に1000円以上離れたCALLは、3~5円程度のことが多い。
OPの売りの場合は、証拠金が必要になるが、1枚30万円ほどである。
デリバティブを組む際に注意すべきことは多いが、証拠金に余裕を作ることが
最重要の課題である。
1000万円であれば、証拠金は最悪でも半分までしか建玉してはいけない。
理想は3分の1までである。
半分の場合は、なるべく拘束証拠金の額を減らすべきである。
額を小さくして、100万円準備して、CALLを2枚3円で売ったとして、
得られるプレミアムは6000円で、手数料はマネックス証券だと、この場合、189円だから
差し引き5811円である。
これを年12回続ければ、69732円になる。
7%の利回りということになる。小さな額で、ほぼリスクのない取引であっても、
12回繰り返すことによって、大きな利回りを得ることができるのである。
ちなみ、マネックス証券は、口座開設で5000円もらえるらしいです。
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